私が契約しているコアサーバーですが、SSHでレンタルサーバー上のファイルを編集しようとしたらVimしか入ってねえ…ってことがありまして、vimの使い方なんぞ覚えてられないので自分でnanoを突っ込みました。せめてEmacsくらい入れてよ…
お断り
記事内ではnano-5.9のインストール手順を説明していますが実のところこれ書いたの結構前だったので実際には私はnano-5.6を入れました。画像5.6のだけど気にしないで…
手順
GNU nanoの公式サイトのDLページから一番新しいバージョンを選んでtar.gzファイルのリンクをコピーしておく。記事執筆時点ではhttps://www.nano-editor.org/dist/v5/nano-5.9.tar.gzなので以下これをインストールしていく。
sudoは使えないのでnano5.9をホームディレクトリにインストールすることにする。
mkdir ~/bin
#↓先ほどコピーしておいたリンクでDL
curl -OL "https://www.nano-editor.org/dist/v5/nano-5.9.tar.gz"
tar zxf nano-5.9.tar.gz
cd nano-5.9
./configure --prefix=$HOME --enable-nanorc
ここまで打つと、文字が流れて最後に
The global nanorc file is: /virtual/a11urr/etc/nanorc
Syntaxes get installed in: /virtual/a11urr/share/nano/
のようにglobal nanorc fileとsyntaxesの場所が表示されるので将来のためにメモしておく。あとはmakeで突っ込むだけ。
make && make install
コアサーバーは最初から~/binにPATHが通っているのでインストールしたら何もしなくてもnano
で起動できる。command not foundと言われたら~/bin/nano
とフルパスで起動してみて、起動できるようであれば~/binディレクトリにPATHが通っているか確認したり、一旦exitして再接続したりすれば使えるようになるはず。
初期設定がてら早速nanoを使ってみる。
# nanoで.bashrcを編集する
cd
nano .bashrc
# 最終行に以下の一文を追記する(.bashrc中に元々書いてあってEDITOR=viとかなってる場合はvi -> nanoに書き換える)
export EDITOR=nano
これでcrontab -e
コマンドなどを使う際にvimではなくnanoで編集できる。
最後の作業。メモしておいたglobal nanorc fileとsyntaxesの場所を.nanorcにコメントで書いておけば忘れても大丈夫。まあ普通は.nanorcに書けばいいので正直使わんのだが
cd
nano .nanorc
終わり
ミスしてやり直したくなったときは
cd
cd nano-5.9
make uninstall
cd ..
rm -r nano-5.9
して、tar zxf…のところからやり直し。rmコマンド怖いならSFTP経由で消すのもよし。
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