12/21更新
12/14リリースのOBSv26.1より、OBSは仮想カメラ機能をネイティブ実装したため、当初紹介していたプラグインのインストールは不要になりました。
プラグインをインストールした方は、OBSをアップデートする前にプラグインのアンインストールを行なって下さい。
プラグインのアンインストール方法はobs-mac-virtualcamより
当記事で紹介したプラグインのアンインストール方法
- ターミナルを開く
- 以下の2行のコマンドを1行ずつコピーして実行(要パスワード)
sudo rm -rf /Library/CoreMediaIO/Plug-Ins/DAL/obs-mac-virtualcam.plugin
sudo rm -rf /Library/Application\ Support/obs-studio/plugins/obs-mac-virtualcam
※この方法はZoomミーティングに”参加”(主催でない)の際に使える方法です。
COVID-19の流行により、リモート会議やリモート飲み会が活発になりその中でも何故かよく使われているのがZoomです。何で流行ったんだろ。
さてそのZoomですが、日本でもZoomが流行りだした頃に、Mac版Zoomクライアントにカメラが乗っ取られる脆弱性が発覚し、さらにZoomクライアントをアンインストールしてもリモートコード実行ができてしまうというマルウェア顔負けの脆弱性が発覚しました(もちろん現在は修正されていますが)。
このような件もあり、個人的にはあまりZoomに良い印象を持っていなかったのですが、会議などで否応無しにZoomを使わざるを得ない場面が出てきてしまいました。しかしクライアントは意地でもインストールしたくない。でも画面共有はやりたい。そういうわけでブラウザとOBSでなんとかならないかなーと調べていたら何とかなったので書いておきます。
必要なもの
各種デスクトップブラウザ
Firefox, Chrome, Safari, Chromium Edge, etc…(説明ではFirefox使用)
下準備
OBSv26.1より取り消し線部分の作業は必要なくなりましたので飛ばしてください。
以下のリンクからOBS Virtual Camera をダウンロードしインストールhttps://github.com/johnboiles/obs-mac-virtualcam/releases(←12/21追記 実装されました)
※投稿時点では”obs-mac-virtualcam-3ca8f62-v1.2.0.pkg”が最新版
※Windows版ではVirtual Cameraが標準実装されたのでそのうちMac版でも実装されそう
インストール後OBSを起動すると、メニューバー>ツールに “Start Virtual Camera”が追加されます。
次に、ブラウザの設定を開き、カメラとマイクへのアクセスが許可できる状態になっているか確認します。Firefoxの場合は、 “設定>プライバシーとセキュリティ”に移動し、カメラ、マイクへのアクセス要求を許可しているか確認します。
次に、システム環境設定.appを開き、 “セキュリティとプライバシー>プライバシー”に移動し、OBSとブラウザにカメラとマイクのアクセス許可を与えているかチェックします。ブラウザやOBS自体が一覧に表示されない場合は、使用時に確認ダイアログが表示されるのでその際に許可を選択すればOKです。
ここまで確認したら、OBSを起動して画面共有の画面を構成します。 “ソース”から “ウィンドウキャプチャ”または “画面キャプチャ”を追加して共有したい画面(プレゼンテーションや画像)をセットします。自分の顔も表示したい場合は “ソース”にて “映像キャプチャデバイス”を追加します。
セッティングが完了したら、最初に追加した メニューバー>ツールの “Start Virtual Camera”をクリックします。これでセッティングは完了です。
セッティングが完了したら、OBSを起動し、右下「コントロール」部の「仮想カメラ開始」をクリックします。(初回はMacのログインパスワードが求められます)
参加方法
ミーティング主催者から送られてきた招待リンクをクリックします。以下の様な画面になるので、Zoomクライアントのダウンロードリンクをクリックします。
ダウンロードウィンドウが表示されるので、“キャンセル”をクリックします。
すると、”ブラウザから起動してください”リンクが出現するので、クリックして参加します。
これで、あとは任意の名前を設定しオーディオでミーティングに参加した後、アクセス許可ダイアログでマイクとカメラへのアクセスを許可すれば、OBSの画面を映しながら会話が可能です。
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