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結論
図書カードNEXTが使える店では図書カードNEXTネットギフトも使うことができる。ただ認知度が低いのか店員が使えないと勘違いしていることがある。
用語整理 – まず図書カードNEXTネットギフトって何
- 図書カード(磁気カード)
図書カードNEXT発行開始前に普及していた図書カード。裏が銀色のあれ。カード自体に磁気で残額などの情報が格納されている。有効期限なし。ネット書店では使えない(それはそう)[1]。 - 図書カードNEXT
2016年6月から図書カード(磁気カード)に替わり発行開始。先代の図書カード(磁気カード)との主な違いは、カード自体はただの紙っぺらなこと。残高などの情報はサーバー管理[2]で、カードに書かれているQRコードを読み取って使用する。ネット書店(hontoとか)でも使える。あと有効期限がある(といっても10年なので実用上問題はない)。 - 図書カードNEXTネットギフト
図書カードNEXTから”紙”という物理媒体をとっぱらったもの。図書カードNEXTはQRコード(とPIN)があれば使えるので紙じゃなくてスマホにQRコード表示すればいいじゃんって考えで作られたのかは定かではないが、スマートフォンにQRコードを表示して読み取る方式。
こうしてまとめるとFelica(通信できなくても残高があれば使える)とQRコード決済(通信障害があると死ぬ)の関係に似たものを感じる
経緯
ニコニコカドカワ祭り2020 キャンペーン
話は2020年10月まで遡る。 2020年の10/1~10/11の期間、KADOKAWAの本(物理)を買ってアプリに撮影したレシートを送信すると購入金額(税抜き)の最大50%[3]が図書カードNEXTネットギフトとして還元されるという狂った企画をやっていた。このキャンペーンのクレイジーなポイントは紙の本で50%戻ってくるだけではなく、戻ってきた図書カードNEXTネットギフトがKADOKAWA以外の本にも使えることである。いいのかそれで。 とまあとりあえずこれでA11は図書カードNEXTネットギフト3300円分を手に入れたのであった。買った金額がばれるな…
まずはT○UTAYAで
かくして図書カードNEXTネットギフトを手に入れたA11。 まず初めにT○UTAYAで使ってみる(何故なら期間固定ポイントが失効しそうだったので…)。
図書カードNEXTネットギフトで払う旨を伝えると読み取り機のある場所まで誘導され自分でかざすことができた[4]。使い方としては読み取り機の天辺にQRコードを表示したスマートフォンを裏返しで置くものだが、なかなか読み込める範囲(QRコードの大きさ、距離)がシビアで、読み取るまでに1分以上かかってしまった。コツを知っている人がいたら是非教えてほしい。まあとりあえず買えはしたので良しとしよう。
私はきららMAXが買いたかっただけなんだ
ネットギフトを次に使おうと思ったのはア○メイト。ゲ○マ○ズやらと○のあなやらメ○ンじゃなくてなぜア○メイトと言われるかもしれないがア○メイト以外は市内どころか県内に存在しないので容赦願いたい。あと今回の記事はア○メイトをdisる気は一切ないので今後は某アニメショップと呼ぶことにする。
さて、某アニメショップでいざきららMAXを手に取り、ポイントカード提示 -> レジで図書カードネットギフトを使う旨を伝えQRコードを差し出すと「あー…」と少し考えたかと思うとどこからともなくファイルケースを取り出して調べ始めた。そして30秒ほど経った後、「使えない」旨の返答が。
まあ使えないというんならどうしようも無い。レジに差し出した雑誌を金払わずに持ち去るわけにもいかないし。もう図書カード使う前提でdカードは出してしまっているので某アニメショップポイント3%+dポイント1%は確定。仕方ないのでカード払いしてきららMAXを買った。
納得がいかなかったので日本図書普及株式会社に電話してみる
某店舗できららMAXを買った後もA11の心の中にはもやもやが残っていた。何せネットギフトなるものは馴染みのないものなので買い物前に事前に図書カードのウェブサイトを見ており、そこには店舗によっては使えないなんてことは書いてなかったのである。あと前述したように図書カードNEXTとネットギフトは仕組み的には同じはずで、ネットギフトだけ使えない理由が分からない。
ただ絶対に使えるかと言うと図書カード公式サイトを調べても表現的に使えそうではあるものの確証が得られない。
しかしこのまま疑問のまま終わりたくはない。私はネットギフトの販売元に電話で問い合わせてみることにした。開口一番、私は恐らくこんな感じのことを言った。
「図書カードNEXTが使えるお店で図書カードNEXTネットギフトで払おうとしたら『うちでは使えない』と言われたのですが、図書カードNEXTが使えてネットギフトが使えないというのはあり得るんでしょうか?」
そのように告げると通話相手が代わり、事実確認(図書カード取扱店でネットギフトが使えなかった・どの店舗で使えないと言われたのか)が入った後、ネットギフトが使えなかったことについて謝罪された[5]。また、どうやら店舗の方に連絡していただけるらしい。次回は是非使うようお願いされ、通話は終了した。
リベンジ編
さて、例の件から1ヶ月ほど経った。前セクションの電話応対者の言う通りであれば店舗には日本図書普及株式会社から店舗の方に連絡が行っている思うが本当に使えるだろうか。
何の問題もなく普通に使えました。
まあ今回は前回と違う店員だったからかもしれないが。もしまた使えないと言われたら最悪レジ前で協会に電話かけるムーブをかませばいいかくらいの意識で使って行きたい。絵面が完全にクレーマーになるが。
もし使えないと言われたら図書カード発行している会社に問い合わせしてみよう
「ネットギフトが使えない」現象は、別に店員が悪意をもって拒否してるわけではなく、店員がネットギフトの存在自体を知らなかったり、操作方法が分からないというのが実際のところでしょう。
使えないと言われたときの対処方法としては、「図書カードNEXTネットギフトの使い方は図書カードNEXTと同じなので図書カードNEXTと同じように読み取ってみて下さい」と伝えるのが無難か。
参考までに図書カードNEXTの読み取り方を書かれているサイトを見つけたので共有。これの紙をスマートフォンに置き換えたバージョンがネットギフトの支払い方法。
それでも使えないと突っぱねられた場合は、(店の前で堂々とやるか帰ってからゆっくりやるかはお任せしますが)発行元の日本図書普及株式会社に連絡してみましょう。対応していただけるはずです。
問い合わせ先は図書カードネットギフト ご利用方法の終わりに記載されている。
ご注文やご不明な点は、弊社担当者までお問い合わせください。 日本図書普及株式会社 ネットギフト係 TEL:0120-104304(番号案内2番)
- 01/31/2021現在の表記。最新情報はリンク先から
- 電話すると自動音声が流れるので2を押せば繋がる。
電話以外にもお問い合わせフォームから文章で問い合わせることもできる。
何でこの記事書いたの?
この話題誰か書いてそうだがいつもの通りBingで検索しても意外に見つからない。探し方が下手なのだろうか。
Twitterでもちょいと検索をかけてみたら数例ですが使えないと言われた人を見つけた。どうやら自分だけではないらしい。
自分が調べても情報出てこなくて困ったらブログに書く方針なので(具体例は調べても出てこないシリーズを参照)執筆が確定。こうして書いた訳だが思ったより分量多いな。
注釈
- 図書カード公式サイトより “これまでの図書券、磁気式の図書カードは、現在でもご使用いただけます。ただし書店店舗のみでのご使用となります。オンライン書店ではご利用いただけません。” ↩︎
- 出典「図書カードNEXT」6月から QRコード付き、残額はサーバで管理 ↩︎
- 細かい話をするとKADOKAWA本の税抜購入価格相当がポイントに変換でき、そのポイントをネットギフト500円分or100円分に交換できるシステムだった。500円はともかく100円は使いづらいなと感じた。図書カードバリアブルとかやろうと思えば出来そうなものだが ↩︎
- 本当に蛇足であるが海外ではスキミングの被害防止のため自分のカードを店員に渡さず自分で読み取り機に挿して決済するのが普通。最近のコンビニのレジを見ると客自らカードを差し込む仕組みになっているのに気づくだろう ↩︎
- 何か相手が悪くないのに謝られるのクレーマー感があるなと思ったがこの話は今回の主旨ではないため割愛 ↩︎
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